11/06/12 20:52:02.22 O
おれのじいちゃん、先月末に死んだ。
死因は医療ミスによる窒息。両腕を縛られ、タンが詰まったという。
悪評高い病院で、末期ガンの患者を無理やり退院させるなど、トラブルの絶えない病院やった。
おれの頭で何かがキレる音がした。関わった看護婦の奴ら、勝手口で待ち伏せて片っ端から犯してやろうか、主治医の妻子を南港に浮かべてやろうか…
でもここは、法治国家日本。少し落ち着いた時、地元の警察に通報した。
二時間後、母から電話。「じいちゃん切り刻むとか、おまえそれでも孫か?せっかく葬儀の段取りしたのに邪魔するな!明日中に葬儀済ませて荼毘にするからな!」
おれは、立件の確認が取れるまで断固帰らないと返事をして、普段通り出勤、仕事をした。
結局、おれ以外の家族で手際よく葬儀を済ませ、証拠となるはずのじいちゃんの死体を燃やした。
週末、線香あげに戻ってこい、でないとばあちゃんが心臓マヒで死ぬとかいうからしぶしぶ戻った。
病院には、最後の診療科を払ったとか聞いた。
普段、実家には夜までいてからギリギリの時間に電車なりバイクで帰るが、それを聞いて胸くそ悪くなったので、昼過ぎに勤め先の岡山に帰った。
前世紀の偉大な詩人、室生犀星の詩が頭をよぎった。
ちなみにその病院とは、大阪府高槻市にある仙養会北摂総合病院である。