朝日新聞が西岡発言に吠える「乱暴すぎる異様な光景と言うしかない」at DQNPLUS
朝日新聞が西岡発言に吠える「乱暴すぎる異様な光景と言うしかない」 - 暇つぶし2ch1:ケツすべりφ ★
11/05/21 09:01:02.54 0
政治家が気に入らない相手に辞めてしまえ、という。それはご勝手にどうぞ、である。

だが、三権の長の一人が、もう一人の長に退陣を迫るというのであれば話は違う。乱暴すぎる
異様な光景と言うしかない。

西岡武夫参院議長が菅直人首相に「即刻、辞任すべきだ」とする書簡を送った。記者会見や
読売新聞への寄稿でも同じ趣旨の主張を繰り返している。

理由は東日本大震災や、原発事故での対応のまずさだという。辞めないなら、26日からの
主要国首脳会議(G8サミット)の前に「野党が衆院に内閣不信任決議案を出す以外に道はない」
とまで言い切っている。

確かに、菅政権の震災対応の遅れや原発事故の情報公開の不十分さに、人々は日に日に
不信感を募らせている。国会でも批判が高まるのは無理からぬところもある。

しかし、立法府の代表が院としての決定もないのに、行政府の長である首相の進退を口に
するのは看過できない。議長は公正中立を旨とし、わざわざ会派を離脱する慣例がある。
そんな議長ののりを越えている。

しかも、西岡氏は参院の議長である。首相指名は衆院の決定が優越し、内閣不信任決議も
衆院だけに許されている。参院は権力争いから距離を置く、「良識の府」としての役割を
求められているのだ。なのに、議長が公然と首相退陣を唱えるのでは、まるで「権力の府」
そのものではないか。

それに、そもそもいま首相の進退を論じている場合なのか。危機のさなかには、
足を引っ張るのではなく、力を合わせる。そんな当たり前のことができない政治のありさまには、
うんざりしてしまう。

西岡氏は「急流で馬を乗り換えるな」という言葉を引いたうえで、首相には激流に立ち向かう決意も
すべもないとし、「乗り換える危険よりも、現状の危険が大きい」と切り捨てる。

こんな物言いに、民主党内の「反菅」勢力が呼応する構えも見せている。野党が不信任案を出したとき、
小沢一郎元代表のグループなどが賛成に回り、可決される展開もありうるかもしれない。

だが子ども手当などの施策を撤回せよという自民党と、固守を唱える小沢氏らが倒閣だけで一致した先に、
政権の展望は開けない。あるのは、さらなる混迷に違いない。

急流を乗り切るまでは、馬を叱咤(しった)し、激励し、前に進ませるしかない。進退を論じるのは、
そのあとでいい。

URLリンク(www.asahi.com)



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