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東京電力福島第1原発で、被ばくした作業員の体内に沈着した放射性物質を検出するために
全身を一度で計測する装置「ホールボディーカウンター」4台が、原発内の空気の放射線量が
高すぎて測定できない状態になっていることが、30日までに分かった。
このため作業に伴う被ばく線量が100ミリシーベルトを超えた東電社員ら27人は福島県
いわき市の同社施設まで移動し、日本原子力研究開発機構の協力で設置された装置で測定を
受けた。原発に備えられた装置が必要な時に使えなくなったことで、被ばく管理の在り方が
あらためて問われそうだ。
東電によると、第1原発は計4台のホールボディーカウンターがあったが、3月11日の
東日本大震災後、津波や外部電源喪失で使えなくなった。
外部電源が3月下旬までにつながり、電力供給が可能になったが、原発内の空気の放射線
量が上昇。こうした環境では、内部被ばくによるものか、外部の放射線の影響によるものかが
区別できないため、実際の測定には使えないという。
東電の放射線管理をめぐっては、3号機タービン建屋で作業員3人が被ばくした当日、現場
の放射線量が測定されていなかったことや、作業員の人数に対し線量計が不足していたことが
判明。対策拠点の「免震重要棟」に滞在していた作業員が浴びた放射線量についても、個人の
線量を毎日は記録していなかったことが分かっている。
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