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外国人「福岡から力に」 “頑張れニッポン”動き次々
東日本大震災は、福岡で暮らす外国人にも大きな衝撃を与えた。
被災地の様子や福島第1原発の映像は世界中に配信され、
母国の家族や知人から帰国を望まれた人もいる中で、
日本に残り、被災地を支援する慈善イベントを開いたり、商売の売り上げの一部を寄付したりする外国人がいる。
県内の在日台湾人などでつくる「県中華総会」は1日、
台湾から空輸したペットボトル入りの水、計3600本(1本660ミリリットル)を被災地の宮城県に発送した。
水が被災地で不足している上に、国内各地で買い占めが問題になっている現状に憂慮し、台湾からの輸入を思い立った。
5日には届く予定で、呉坤忠(ごこんちゅう)会長(61)は「日本は母国のようなもの。微々たる力かもしれないが力になりたかった」と語った。
同市西区のトルコ人、エンシジ・ムラートさん(35)は、
同市・天神のエルガーラホールで5日まで、同国の伝統織物「キリム」の即売会を開催中。
売上金の5%を義援金として日本赤十字社に寄託する。
トルコは1999年に大地震が相次ぎ、大きな被害が出た。
ムラートさんは「あの時は日本の支援に助けられた。今度は私が福岡から力になりたい」と話している。
「アニマテ ハポン!」(スペイン語で「頑張れ日本」の意味)と題した慈善イベントを29日に開くのは、
ラテン文化を紹介する福岡市中央区大名のNPO法人「ティエンポ・イベロアメリカーノ」=092(762)4100。
ティエンポのホールで午後6時ごろから、外国人講師がサルサなどのダンス、芸術パフォーマンスを披露。
入場料(1500円)を全額、日本赤十字社を通じて被災地に寄付する。
外国人講師のもとには、母国の家族や知人から彼らを心配する声も届く。
アルゼンチン人のダンス講師ソレダ・ソサさん(28)は、来日中の東京で被災した知人に、一緒に帰国するよう誘われたというが、
「日本に残って、できる支援をしたい」と張り切っている。
西日本新聞
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