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多くのユーザーを集めているmixiやモバゲータウン、そして近年日本でも広まってきた
FacebookなどのSNS(ソーシャル・ネットワーキング・サービス)には性別・年齢など
さまざまな違いを持つユーザーが混在していますが、自分の写った写真をたくさん
投稿している女性ユーザーを見かけたことのある人もいるかもしれません。
そんな女性ユーザーたちにはある共通の傾向が見られることが、研究によって明らかになりました。
自分で自分を撮ったいわゆる「自画撮り」写真や、友人たちと撮ったスナップショットをたくさん
載せることで、端的に言ってしまえば自分の価値を確認しているのだということです。
SNSに自分の写った写真を大量投稿する女性の心理については以下から。
Women who post lots of photos of themselves on Facebook value appearance, need attention, study finds - Los Angeles Times
SNSに自分の写真を大量に投稿する女性は、自分の容姿に価値を見いだしていて、他者の関心を惹きたいと
思っている傾向があることが、研究によって分かりました。この研究は「journal Cyberpsychology」誌上において、
「Behavior and Social Networking」というタイトルで発表されました。
自分の写真を大量にアップするような女性ユーザーたちは、自分の容姿にプライドを持っていて、自分の魅力で
他者の注意をどれだけ引きつけることができるか試すためにSNSを利用しているのではないかという仮定が、
研究の結果導き出されました。
調査は平均年齢23歳の男女、総勢311人を対象に行われ、Facebookの利用状況についてアンケートを行いました。
研究者は調査の前に、参加者のプロフィールや共有されている写真の数、また見境無くフレンド申請をしていないか
どうかを見てある程度理解を深めておいたそうです。
それから、研究に参加した人々は、Facebook上の利用状況に関するアンケートに回答しました。このアンケートは
回答者自身が自分の価値をどこに見いだしているか測定できるように設計されていたのですが、回答の内容は
男女間で差がありました。
男性と比較して女性は自身のイメージと容姿を重要視していたということです。この結果から、女性ユーザーの中には、
自分の容姿で他者の注意をどれだけ引けるか試すためにFacebookを利用している傾向が導き出されました。
この研究の第一著者で、バッファロー大学でコミュニケーションについて研究するMichael A. Stefanone助教授は、
「2011年においても、多くの若い女性たちが、自分自身の価値を容姿だけで計っていることは本当に残念です。
Facebook上で、彼女たちは自分自身の写真を、まるで広告でも出すかのように大量に掲げ、自己主張をしています」と、
調査の結果を受けてこのようにコメントしています。
Stefanone助教授は、自分だけでなく、他の友人と一緒に写っている写真を載せる行為については
「特定の交友関係を大切にしているということを閲覧している人にアピールすることで、自分の容姿と
その価値について保証してくれるその友人たちとのきずなを強める意味があるのではないか」と推測しています。
一方、学力や、家族への愛情、高潔で道徳的であることといった部分に自分の価値を見いだしている人々は、
インターネットを利用する時間も短く、またソーシャルメディアを利用して他者の興味を引くことにあまり関心を示しませんでした。
米国での調査ということで、顔写真を掲載するユーザーは日本よりも男女問わず多く、かつ女性ユーザーのすべてが
このような利用傾向を示すわけではありませんが、自分の容姿を心のよりどころとし、その価値を確認するために
SNSを使っている人も少なからず存在しているようです。
ソース(GIGAZINE):
URLリンク(gigazine.net)