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アメリカで人気のテレビアニメ「ファミリー・ガイ」の脚本家であるアレック・サルキン氏が、
東北関東大震災に襲われた日本について差別的で不謹慎なジョークをツイッターに書きこみ、
大非難を受けた。
彼は地震が発生した翌日に、「もしあなたが日本の地震について良い気分になりたいなら、
真珠湾攻撃の犠牲者の数をグーグルで検索したらいい」と、自身のツイッターに書き込ん
だ。日本での地震の被害者と太平洋戦争の真珠湾攻撃を結びつけた悪趣味で笑えないジ
ョークに、まずは彼のフォロワーの人たちが非難を始め、彼のフォロワー数が次々に減っ
ていった。その後、彼のこの発言は次々にRTされ、ツイッター内でいっきに広まって行き、
日本人の目にも入るようになった。このジョークに対して激怒した人々は、「お前は人類の恥
だ」や、「ジョークが面白くないし、今の時期に言うことではない」などとコメントを返し、彼は世
界中から大ブーイングを受けるようになる。
次の日になり、ようやくサルキン氏はコメントを削除し、「昨日の死者数、200。今日、1万。僕
の思慮のないツイートについて、すみませんでした。もう消しました」と謝罪ツイートをする。し
かし、犠牲者の数が増えたから謝罪をしたとも取れるその言い方に、多くの人は彼を許すこと
ができないようだった。彼のツイッターには、現在も彼を攻撃する内容のコメントが書かれ続けている。
たくさんのアメリカ人が彼に、「それでは広島と長崎の原爆による死者数をグーグルで検索しろ」
と反論をしていた。しかし、それと同時に、彼のジョークに触発され、「地震は真珠湾攻撃へのリ
ベンジだ」と言うアメリカ人がごくごく一部に出始めるようになったのも事実だ。さらに、その少数の
人間を、大部分のアメリカ人は強く非難をしている。毒舌として有名な脚本家は、ただのジョーク
を言っただけなのかもしれない。しかし、彼の影響力を考えると、それは非常に悪質なジョークであった。
彼にツイートを消させたのは、震災の被害者たちへ祈りを送る、人々の良心だった。
URLﾘﾝｸ(woman.infoseek.co.jp)