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2011年2月21日、オレゴン州ポートランドのバス停留所で、時間調整のため停車中のバスの運転席の
シートとハンドルに排せつ物が塗りつけられるという事件が発生しました。その後、防犯カメラの
映像が公開されると市民から多数の情報が寄せられ、犯人と特定された18歳の女子高校生が逮捕
されたそうです。
2011年2月21日午後7時30分ごろ、オレゴン州ポートランドのSunset Transit Centerでダイヤ調整と
運転士の休憩を兼ねて停車中のTriMetのバスの運転席に、排せつ物が塗りつけられるという事件が
発生しました。排せつ物が犬のものであるか人間のものであるかは特定されていないとのこと。
バス運転歴24年というベテラン運転士のSteve Lampson氏は、定期券を持った乗客がバスに座って
待つことができるよう、換気も兼ねて停車中はバスの扉を開放しておくことにしているそうです。
事件当日も扉を開けたままバスを離れ休憩室で夕食をとっていたLampson氏が、車内に座って待って
いた乗客の1人から「若い女性がバスに乗り込み、サブウェイの紙袋に入った何かを運転席にばらまいて
出て行った」という知らせを受けてバスへ戻ると、ハンドルやシートが排せつ物まみれになっていました。
惨状を目にしたLampson氏は、犯人に心当たりがあったとのこと。休憩前にバスを離れる際、Lampson氏は
周囲でたむろしている10代の若者たちを見かけ、そのうちの1人の少女にバスが出る時間を聞かれ
「あと18分」と答えたそうです。
Lampson氏はまず交通警察へ通報しようとしましたが応答が得られなかったため、TriMetの事務所へ連絡
しました。会社側は当初整備員は派遣できないとしてLampson氏がバスを運転して戻ってくることを要求
したのですが、Lampson氏は断固として拒否し、労働組合代表に連絡すると「仕事を拒否しているわけ
じゃないが、このバスを運転しろというのはあんまりだ」と話しました。
その後TriMetの管理職員が現場へ到着しゴム手袋2組を使ってビニールでシートを覆うと、臨時の
ドライバーが新しいバスを運転してやってきて、汚されたバスを運転して車庫へ帰っていったそうです。
Lampson氏は新しいバスの運転席へつくと5分遅れでルートを走り、その日の仕事を終えたとのこと。
「休憩はつぶされたけど、たった5分の遅れで運行できました。車庫まであのバスを運転して戻ってたら、
もっと時間のロスになっていたでしょう」とLampson氏は語っています。
その後、バスに設置されていた防犯カメラの映像が公開されると、市民からの通報により映っているのは
Gloria C. Soto容疑者(18歳)と特定され、Soto容疑者は重度の迷惑行為と公共交通機関運行妨害で起訴
されました。
逮捕されたGloria C. Soto容疑者(18歳)。ポートランド近郊ビーバートンのサンセット高等学校の生徒
とのことです。
▽GIGAZINE
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