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2011年3月3日、韓国の英字紙コリア・タイムス(電子版)は「中国は新たな世界銀行か」と題した記事を
掲載し、中国が世界各地で大規模な金融支援を実行しており、各地で歓迎されている一方で、資源の獲得が
目的と心配する声もあると報じた。中国経済網が伝えた。
記事はまず、英紙フィナンシャル・タイムズが報じたデータを紹介。中国の08~10年の世界各地への融資額が
約100億ドルとなり、世界銀行の金融援助額をすでに超え、2010年までに中国の国家開発銀行が融資している
国・地域は90以上、融資総額は1413億ドルに達しているという。
例えば、ザンビアの銅鉱山と石炭鉱山に対する融資額は同国のGDPの7.7%を占めるまでに至っている。
金融支援を受ける側は、「中国の融資は行動が素早いだけでなく、煩雑なプロセスも少なく、強制的な
条項もなく、予定外のコストが発生することもない、非常に利用しやすい融資だ」と評価しているという。
しかし一方で、中国の金融支援を危惧する声も上がっている。中国の支援は天然資源、特に石油や鉱山などと
密接な関係があり、支援を受ける側が厳格な付帯条件をつけなければ無差別的な開発によって資源の枯渇を
招く可能性がある。
また、中国の金融支援に伴う開発の多くは、中国側が自前で技術と労働力を調達するため、現地住民の雇用や
技術獲得に結びつかないとの声もある。さらに、情報公開や融資機構の透明度について問題があることは過去に
何度も指摘され、中国の金融支援が独断専行に変わる心配も日々高まっている。
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