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◆プーチン氏らも権力を去る
98年の橋本龍太郎首相の川奈提案も結実しなかったとはいえ、そのような
大きな歴史のうねりを踏まえていたからこそ可能だった日本側からの提案であった。
その後、登場したプーチン、メドベージェフの両指導者は、スターリン主義への回帰を鮮明にしており、
そのような政権との間で領土問題の交渉が進展しないのは、むしろ当然のことである。
しかし、幸いなことに、プーチン-メドベージェフ双頭体制も、繰り返しになるが、永遠に続くわけではない。
いずれは消え去る運命にある。いま、そのような相手との間で譲歩を重ねる交渉を急ぐべき理由はまったくない。
ソ連やロシアにも、ゴルバチョフ氏はいたし、エリツィン氏もいたではないか。
良識を弁(わきま)えたひとたちが政治の表舞台に復権してくるときはまた、必ずある。
そのとき日本は風のように動けばよい。いまは、その時に備えて、「動かざること山のごとし」であるべきだ。
領土問題は、百年、千年の計で臨むべき問題である。日本国民は冷静であってほしい。
いまは動くべきときにあらず。