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前原誠司外相が4月、外相就任後初めて中国を訪問する方向で最終的な調整に入ったことが、
16日分かった。複数の政府関係者が明らかにした。昨年9月に起きた沖縄県・尖閣諸島沖の
漁船衝突事件以来、日本の閣僚の訪中は初めて。
前原氏に続き、漁船衝突事件当時に官房長官を務めていた仙谷由人・民主党代表代行も
5月の訪中を検討している。政府・民主党は、事件で傷ついた日中関係を両氏の訪中によって
改善し、菅直人首相の訪中に向け地ならしをしたい考えだが、国会情勢によっては流動的な
要素も残っている。【犬飼直幸】
前原外相は今年に入り米国、韓国、ロシアを相次いで訪問。今後の外遊先として早期の訪中を
検討してきた。3月に京都で日中韓外相会談、5月には東京で日中韓首脳会談が開かれるため、
政府関係者は「4月中の訪中を常識的な線として検討している」という。
前原氏は訪中時に楊潔※(よう・けつち)外相らと会談し、来年の日中国交正常化40周年に向けた
日中関係改善策や、中国が一方的に延期を通告した東シナ海ガス田共同開発の条約締結交渉の
再開問題、朝鮮半島情勢などについて協議する考え。
前原氏は「対中強硬派」として中国側に警戒感が残っており、こうしたイメージの改善も図る。
一方の仙谷氏は、衝突事件の際に民主党の細野豪志前幹事長代理を極秘訪中させて副首相級の
戴秉国国務委員と会談させるなど、中国との関係改善に努めてきた。辛亥革命100年を記念する
中国国内の行事に合わせて訪中する予定だ。
日中関係は漁船衝突事件でこじれ、中国側が閣僚級以上の往来を停止するなど外交問題に発展。
最近も海上保安本部が中国人船長に損害賠償を請求し、これを拒否した中国側が
「釣魚島(尖閣諸島)と付属の島は中国固有の領土」と主張するなど、後遺症が続いている。
(※は竹かんむりに褫のつくり)
ソース(Yahoo!ニュース):
URLリンク(headlines.yahoo.co.jp)