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いつからか、この国は「権利」や「自由」ばかりが幅を利かせ、義務や責任はどこかに消えてしまった。
石原慎太郎氏が、「日本人の劣化」に警鐘を鳴らす。
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読売新聞が出した『親は知らない』という本によれば、携帯を使って売春する子供が、小学生でもざらにいるという。
300万円、1000万円も貯めて、それを駅のコインロッカーに隠している。こんな風俗は他の国にはまずない。
携帯を持つことで、子供たちの世界は急に広がったのだろうが、そういうコミュニケーションはしょせんバーチャルなもの。
そこに自分の写真や、時にはヌードまで載せて売春の客を探し、手にした金で友達が持っているTシャツを買う、
あるいはタレントを追いかけたり贈り物をしたりする。そういう薄っぺらな満足のために子供たちが売春するという
国は日本以外にはありません。
アメリカには国家としてのアイデンティティがある。それは「自由」です。一面ではアメリカン・ドリームというけれど、
一方ではものすごい格差社会でもある。それがアメリカです。フランスの場合には、革命で掲げた自由、平等、
博愛がアイデンティティとして今もあり、公の施設ではプレートにして掲げている。
では、日本のアイデンティティは何かと問われると、今は「我欲」しかない。金銭欲、物欲、そして性欲。
それは衝動的な感情にすぎないが、それを増幅し、媒介しているのが携帯、あるいはパソコンです。
テレビでは、温泉、グルメ、お笑いばかり。これは好ましいことではない
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