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「ガソリン値下げ隊、どこ行っちゃったんでしょう」-。自民党の茂木敏充衆院議員(55)が
8日の衆院予算委員会で、菅直人首相(64)にこう質問した。確かに、民主党は政権交代前、
ガソリン税減税を訴え、全国キャンペーンを展開していた。エジプト情勢の影響などでガソリン価格が
急騰している今こそ、全国のドライバー諸兄も言いたいはず。ホント、どこ行っちゃったの?
値下げ隊は2008年1月、ガソリン税の暫定税率を廃止して国民に安いガソリンを提供
することを目指す、民主党の国会対策委員会の組織として発足した。
国対筆頭副委員長だった川内博史衆院議員が隊長となり、同副委員長6人(三井弁雄、大島敦、伴野豊、
加藤公一、細野豪志、松野頼久の各氏)の下、若手議員52人が6班に分かれて編成。「ガソリン
25円値下げ」ののぼりを立て、全国各地を遊説してアピールした。
あれから3年、現実は彼らの理想とは真逆のベクトルに進んでいる。政府は10年度予算、11年度
予算案で暫定税率を維持したうえ、環境税名目で増税まで模索している。完全なマニフェスト違反
というしかない。
こうした中、ガソリン価格が急騰している。石油情報センターによると、レギュラーガソリンの
全国平均は1月31日時点で1リットルあたり137・9円。12月20日から4・2円も上昇
している。
こんな時こそ、国民生活の守護神として、値下げ隊員の出番のはず。早速、隊長の川内氏を8日に
直撃したところ、「09年の衆院解散と同時に自動的に解散しました」と衝撃発言。
副隊長格だった面々も、三井氏が国交副大臣、大島氏が内閣府副大臣、伴野氏が外務副大臣、
加藤氏と細野氏が首相補佐官となり身動きが取れない。松野氏は無役だが、1人ではどうにもならない。
ヒラ隊員では、太田和美氏がテレビ番組で「ガソリン値下げ隊でしたよね?」と問われ、
「そうでしたっけ、フフッ」と答えた姿がインターネット上でネタに。石川知裕氏は刑事被告人に
なってしまった。
政権を獲得し、みんな骨抜きになったのか!?
川内氏は「私は今でも隊長と自負しており、事態を憂慮している」といい、こう続ける。
「法的にはガソリン1リットルあたり160円を超えると暫定税率分はなくなる。ただ、民主党は
暫定税率を廃止して『減税する』と公約しており、これは果たされていない。菅首相に衆院の任期中に
絶対にやらせる。やらないなら、私がやる」
期待していいのか。
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