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神奈川県警相模原南署は１４日、旅行会社から電車の切符を盗んだ窃盗の疑いで住所不定、
派遣社員西川圭一容疑者（３５）を逮捕した。
捜査の過程で西川容疑者が「鉄道マニア」であることをつかんだ同署が、１４日に開業８５周年を
迎えたＪＲ五日市線で臨時電車「五日市線開業８５周年記念号」が走ることに注目。西川容疑者が
乗車する可能性があるとみて、終着駅の武蔵五日市駅（東京都あきる野市）に捜査員を派遣したところ、
西川容疑者が到着した電車から降りてきたため、逮捕したという。
発表によると、西川容疑者は昨年８月２８日午後３時４５分頃、相模原市南区の旅行会社から、
ＪＲの乗車券１枚（販売価格２万６０００円）を盗んだ疑い。
同署幹部によると、乗車券は、同年９月２１～２３日の３連休に、電車への乗り降りが自由なもの。
西川容疑者は、同店で偽名と他人の電話番号を使って申込書を書き、発行された乗車券を盗んだ
疑いが持たれている。
申込書に使われた電話番号が、西川容疑者の知人の鉄道マニアの男性のものと判明。この男性に
同店の防犯ビデオに映った犯人の映像を見せたところ、西川容疑者が浮上した。西川容疑者は
インターネットカフェなどを泊まり歩いていたため、同署は行方をつかめずにいた。
（2010年11月16日09時15分 読売新聞）
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