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6日、ノーベル化学賞を受賞した米・パデュー大学特別教授の根岸英一氏(75歳)が会見に臨み、
「私は日本の(悪名高い)受験地獄の支持者だ」「若者よ、海外に出よ」と発言。これがネット上でも話題になっている。
根岸さんの発言の要旨は、
「私は日本の(悪名高い)受験地獄の支持者だ」→「高度な研究になればなるほど、基本が大事になるから。
それをたたきこんでくれたのが、日本の教育だった」
「若者よ、海外に出よ」→「たとえ海外で成功しなくとも、一定期間、日本を外側からみるという体験は、何にもまして重要」
というもの。根岸氏は留学生としてアメリカに渡り、50年近くもアメリカで研究活動を続けてきたいわゆる
「頭脳流出組」だが、だからこそ「日本の教育システムについて語りたい」という、氏の意欲がうかがわれる発言内容となっている。
この発言は、ネット上でも取り上げられ、MSN産経ニュースの記事には、はてなブックマークが300件以上ついた。そのコメントをみてみると、
「意外と古い考え方の人だな」
「海外生活の長い根岸氏が日本の受験事情をどこまで知っているのか」
という批判的な意見も一部にはあるものの、
海外に出よかぁ・・・。ずっしりくる一言」
「さしたる受験地獄を経験していない人の『詰め込み教育批判』が蔓延する中、その数百倍は説得力があると思う」
「受験勉強には良い部分もたくさんあるんだよね」
「詰め込み教育は俺も賛成派です。若い頃に基礎を叩き込まれるのは、全く悪いことじゃない」
など、大多数は好意的な意見に集約。
ネット上では、「ジェネレーションギャップ」「教育システム」といった話題は概して“荒れる”ことが多いのだが、
今回の根岸氏の発言に関してはそういうことも起こっておらず、どうやら普段はシニカルなネット住民も、
「ノーベル賞」という圧倒的な威光の前に、すっかりひれ伏してしまったようだ。
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