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「客観的事実を見ることに徹した」「被告が一般人でも同じような判決になったと思う」。
保護責任者遺棄致死など4罪に問われた元俳優、押尾学被告(32)の裁判員裁判(17日)で、
判決言い渡し後、裁判員6人、補充裁判員3人全員が記者会見に臨んだ。9人は有名人であることに
よる審理や判断への影響を否定、かつての人気俳優と向き合った初公判から判決までの15日間を振り返った。
30代の男性会社員は元々は「被告に良いイメージは持っていなかった」。裁判員に選任され
「冷静に、客観的に判断できるか不安だった」が、審理が進むにつれ「先入観は消え、押尾被告という
人物にではなく、罪に対してどういう刑罰が適当かを考えるようになった」と明かした。
裁判は、有名人が被告になった初めての裁判員裁判として注目され、テレビの情報番組やスポーツ紙も
連日報道した。テレビ番組の放送実績調査を行う「エム・データ」(東京都港区)によると、民放キー局5社と
NHKのニュース・情報番組が初公判前日の2日から結審翌日の15日までに割いた放送時間は
計33時間15分に上った。スポーツ紙も連日、スペースを割き、被告人質問(13日)翌日朝刊では、
複数紙が1面トップで報じた。
30代自営業男性は「あまり騒がないでほしかった」と報道に注文した。普段通りに報道に接した
裁判員もいる一方、女性会社員は「テレビもネットも見ないようにした」と話した。補充の50代男性は
居酒屋で他の客が被告について話題にしているのを耳にしたが「『全然違う』と腹の中で笑っていた」という。
裁判員らによると、山口裕之裁判長からは「我々以上にマスコミが知っていることはない」などと言われ、
法廷で見聞きした証拠に基づいて判断するよう助言されたという。
ソース:毎日jp
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