10/08/30 00:15:25 0
韓国で57年ぶりに刑法の全面改正作業が進んでいる。改正刑法では性的暴行の被害者に男性も
含まれることになった。この改正は、男性間での暴行や、女性の男子に対する暴行など、性犯罪が
多様化していることを反映したものだ。現行法で「婦女」と規定している性的暴行罪の対象を、
「人」に変更する。
現行法では、暴行の被害者の対象は女性に限定されているため、男性が暴行されても性的暴行罪
(3年以上の懲役)は適用されず、同罪よりも罪が軽い強制わいせつ罪(10年以下の懲役)が適用
されていた。
韓国メディアによると、今年6月、韓国陸軍中佐(41)が部隊の部下らに性的暴行を加えた疑い
で、軍事法廷で懲役2年の判決を受けた。中佐は未婚で昨年8月以降、部下らに暴行し、被害者は
数十人に及ぶという。
今年7月には、海兵隊の現役大佐が部下を暴行し、職務を解任されるケースもあった。また20代の
男が7月下旬、男子高校生2人を家に連れ込んで暴行し、青少年保護法違反などの疑いで逮捕された。
2005年には、30代の男が20代の男性を6カ月間監禁し、その間、暴行を加えていたという。
また、韓国の最高裁判所は昨年9月、戸籍上は男性である性転換者にも、性的暴行罪が成立するという
判決を下した。この判決は「性染色体が男性で生殖能力がない場合、刑法上『婦女』とはみなされない」
とした1996年の判例を覆したものだ。
現在、学界や法曹界など専門家で構成された「刑法改正特別委員会」で、改正内容などを具体的に協議
しており、韓国法務省は公聴会を経て、刑法改正案を今年から来年にかけ順次、国会に提出する予定だ。
URLリンク(sankei.jp.msn.com)