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福岡南署は20日、自転車を対象にした交通取り締まりを実施し、
信号無視をしたとする道交法違反容疑で主婦(33)=福岡市南区=を摘発し、罰金を伴う交通切符(赤切符)を交付した。
福岡県内で交通事故が減少する中、自転車が絡む事故の割合は増加傾向にあり、県警は危険走行を厳しく取り締まる方針。
同署によると、取り締まりは福岡市南区大橋1丁目で午前8時から約1時間実施。主婦は警察官の警告を無視し赤信号で道路を渡った。
子どもが同乗しており、「幼稚園に送るため急いでいた」と話したという。
このケースでは3カ月以下の懲役か、5万円以下の罰金が科される。他に2人乗りなど5件を警告した。
県警によると、県内で自転車が絡む事故は昨年約8千件発生し、全事故の18%を占めた。
1999年は15・8%、2004年は17・6%だった。
県警は7月以降、同市中央区と博多区でも取り締まりを行い、
信号無視5件、ブレーキを外した違法改造4件、歩道の危険走行3件を赤切符処理した。
同市などでは、暴走自転車への苦情や取り締まりを望む声が相次いでいるという。
県警交通指導課の熊丸高良次席は「自転車でも危険走行は厳しく摘発する」と話した。
ソース 2010/08/21付 西日本新聞朝刊
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