10/08/12 20:02:53 tv+/sOjA
まず、「方言」全般について、以下のことを確認しておこう。
1)江戸時代までの日本語の方言差は非常に大きく、離れた方言の間では
相互理解もままならなかった。
2)東京以外どの地域の方言も明治期以降大きく変化し、
急速に近代東京方言に「語彙」(名詞・動詞・形容詞・副詞)が近づいていった。
3)江戸~明治時代の東京以外の各地の方言は、特に「語彙」に関して言うと
昭和末期~平成の同じ地域の方言とはまるで違う別の言語で、
後者の話し手は前者の方言が理解できない。
4)現代の若年~中年層の各地の方言には、もはや「語彙」に関して
常用の数語を除いて「方言」と呼べるだけの独自の要素はほとんどない。
ただアクセントなどの「発音」と活用・助詞・助動詞といった「文法」要素だけが
各地の独自の要素をある程度保存している。
5)現代の若年~中年層はどの地域でも文章を共通語で読み書きする。
抽象的なことがらを地域独自の方言で考え読み書きする人はいない。
いても文法的な要素が少々混入している程度にすぎない。
各地の方言は主に情緒的なことがらを口頭で伝え合う「会話」の時に使われる。