11/02/18 15:59:20 edxSgJFo
>>277
関ヶ原の145/23は、14/23/5(=垂井式雛形)が系統上の親であると考えられるから、
垂井式と呼んでも、差し障りは無い(語義的に拡張が過ぎるとも言えるが、理論上誤りではない)んじゃないのかねえ。
形の上では、東京式から導くことも可能だが、
方言地理学的に、親が垂井<甲種であって乙種ではないことは、徳川説が丁寧に論証している。
この問題と、今ここで挙がっている1/2345を「垂井式」と呼ぶかどうかは、明らかに次元の異なる問題。
1/2345は、どう考えても14/23/5を親に持つことが出来ない。
俺自身は、個人的にはこういう厳格な系統論には例外があるんじゃないかと思っているが、
ここでは通説(金田一・徳川理論体系)通りの方法論を厳守することにする。
これを「垂井式」と呼ぶのは、gdgdに使うとしても明らかにマズいんじゃないかなあ。
「垂井式」が理論上完全な無内容になって、何を指しているのか訳が分からなくなる。
>>284
アクセント論というのは、地元民の郷土愛のためのツールではないのだよ。
東京式か京阪式かどちらかの子(二次変化形)になるが、垂井式の性質は持たない。
おそらく京阪式の子だろうが、詳しくは、徳川宗賢氏の著作を参照して欲しい。
兵庫岡山県境部については、方言地理学的に詳細な検討がされていたはず(いわゆる「源氏香分類」)