11/02/18 01:55:02 DvsAQbFf
東京式1 東京式2 京阪式1 京阪式2 垂井式1 垂井式2 垂井式3 垂井式4 垂井式5 白峰式 加賀式 >>258? 1 >>258? 2 京阪神若
一類 風が 低高高 低高高 高高高 高高高 高高高 高高高 低高高 低高高 低高高 低高低 低高低 高高高 低高高 高高高
一類 口が 低高高 低高高 高高高 高高高 高高高 高高高 低高高 低高高 低高高 低高低 低高低 高高高 低高高 高高高
二類 川が 低高低 低高高 高低低 高低低 高低低 高低低 高低低 高低低 低高低 高低低 低高低 高低低 高低低 高低低
二類 冬が 低高低 低高高 高低低 高低低 高低低 高低低 高低低 高低低 高低低 高低低 高低低 高低低 高低低 高低低
三類 山が 低高低 低高低 高低低 高低低 高低低 高低低 高低低 高低低 低高低 高低低 低高低 高低低 高低低 高低低
三類 耳が 低高低 低高低 高低低 高低低 高低低 高低低 高低低 高低低 高低低 高低低 高低低 高低低 高低低 高低低
四類 船が 高低低 高低低 低高高 低低高 高高高 高高高 低高高 低高高 低高高 低高高 低高高 高低低 高低低 低高低
四類 息が 高低低 高低低 低高高 低低高 高高高 高高高 低高高 低高高 低高高 低高高 低高高 高低低 高低低 低高低
五類 雨が 高低低 高低低 低高低 低高低 高高低 高低低 低高低 高低低 低高低 低高高 低高高 高低低 高低低 低高低
五類 猿が 高低低 高低低 低高低 低高低 高高低 高低低 低高低 高低低 高低低 低高高 低高高 高低低 高低低 低高低
東京式、京阪式、垂井式、白峰式、加賀式などと呼ばれるアクセントと>>258のアクセントを比べてみた。
「風・口」が一類、「川・冬」が二類、「山・耳」が三類、「船・息」が四類、「雨・猿」が五類に属する語で、
それぞれ院政時代の京都では高高、高低、低低、低高、低降というアクセントを持っていた語。
二拍名詞で見ると、東京式には大きく二つのタイプがあって、二類の所属が違うが、それ以外は同じ。
方言によっては、「風が」が高高高になるものなどもあるが、いずれも下降の位置だけを区別する。
京阪式ではそれに加えて、高く始まる高起式か、低く始まる低起式かの区別もある。上の1が保守的、2が主流の京阪式で、低起式の音調がちょっと違う。
垂井式では京阪式の高起式と低起式の区別がなく、下降の位置だけを区別する。
京阪式の高起式と同じ音調のもの(上の1と2)や、低起式と同じ音調のもの(3と4)がある。
また、五類が独自の型を保っているもの(上の1と3)、二類と三類に統合されたもの(2と4)があり、これらで大きく4種類に分けられる。
さらに富山県では4の状態から、単語の持つ母音の条件によって二次変化したものがあって、これが上の5。
また石川県南部には白峰式というアクセントがあって、上のいずれとも違う。それが富山と似た二次変化をしたのが加賀式。
>>258のアクセントは2通り考えられるが、二類から五類までの区別が全てなくなっていると読み取れる。これは今までの全てと違う。
最後に、京阪神の若い世代で広がっているアクセントを示した。東京式の影響で、四類と五類の区別がなくなっている。