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■■■関空の格安航空『年６００万人利用』年４４％増 全日空社長が見通■■■ （２０１０年９月２８日 日本経済新聞公式公認）
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関西国際空港を拠点にした格安航空会社（ＬＣＣ）を設立する全日本空輸の伊東信一郎社長は27日、
大阪府の橋下徹知事を訪ね、事業計画の概要などを報告した。2011年度下期に運航を始め、1
4、15年度をめどに運航するジェット機を15～20機に増やす計画。
伊東社長は「年間利用客は600万人程度の増加を見込んでいる」と説明した。
同社が年間利用客の予測を明らかにしたのは初めて。同空港の年間旅客数は09年に1351万6千人で、
単純に600万人を加算すれば44％増となる。日本人客や外国人客の内訳などは明らかにしていない。
運航するジェット機は170～180席の小型ジェット機になるとみられる。
知事との会談の冒頭で伊東社長は「関西国際空港は１日24時間運用されており、
アジアの経済成長を取り込むことができる」などとＬＣＣの拠点に選んだ理由を述べた。
橋下知事は「（関空がＬＣＣの拠点になれば）周囲への波及効果はすごい。
府としてネジを巻き始めている」と話し、今後の協力を示唆した。