11/07/19 00:38:42.69 Pv2qj9Id0
一方、圧倒的な高性能
M.ZUIKO DIGITAL ED 12mm F2.0
このレンズは素晴らしくシャープなレンズだ。
解像力は開放では四隅が若干甘くなるが、F2.8では、ほぼ完全に甘さはなくなり、
F4からF11までは極めてシャープだ。
F16では回折の影響でいくらか甘くなり、F22では更にもう少し甘くなる。
周辺光量落ちはF2ではいくらか見られ、周辺部は中央より3/4EV落ちるが、それ以外の絞りでは問題ない。
歪曲は0.5%のタル型で、24mmのレンズとしては期待を裏切らないもの。
直線をまっすぐに表現したければ、後処理で容易に補整できる。
AFはMSCを採用していて、高速で無音に近い。
最短から無限遠までは1秒かからない。AF後には、単にフォーカスリングを回すことで、
いつでもマニュアルフォーカスが可能。
鏡筒は総金属製で、外観と感触には高級感がある。m4/3用のレンズとしては大きくも重くもなく、PENシリーズのよきパートナーだ。
MFはモーター駆動で、フォーカシング速度は通常はほぼ一定だが、
フォーカスリングを引いて距離目盛りを表示すると、フォーカシング速度は可変になり、
フォーカスリングを回す速度に従って変わるようになる。
このMFエミュレートは、MFレンズでピント合わせをする感覚がある。
加えて、手前にフォーカスリングを引いた状態では若干フォーカスリングが重くなり、
微妙なピント合わせをより正確に行うことができるようになる。
また、このモードでは無限遠や最短でフォーカスリングが止まるようになり、この間の回転角は90度だ。
12mm F2は、鏡筒はハイクオリティで素晴らしくシャープなレンズだ。
価格は高すぎて手が出ない人もいるかもしれないが、
もし購入する余裕があるなら、後悔することはないだろう。
URLリンク(digicame-info.com)