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HOYAが2007年にカメラメーカーのペンタックス(08年にHOYAと合併し解散)を買収した結果、会社に損害が
発生したなどとして、HOYAの株主が同社の監査委員会に対し、昨年退任した元最高技術責任者を相手取り
損害賠償請求訴訟を提起するよう求めたことが21日、明らかになった。
賠償請求額は2103億円で、会社側が60日以内に提訴しなければ、株主代表訴訟を起こすことも検討する
という。
提訴を監査委員会に求めたのは、創業家株主の山中裕氏。「シェアが低く収益性の低いカメラメーカーを
多額の費用を払い取得するという、会社や株主の利益に反する意思決定をした」と批判している。請求額
はペンタックスのTOB(株式公開買い付け)費用945億円や買収時の有利子負債額、買収後の営業赤字な
どの合算額という。
HOYA広報担当者は、今回の株主請求について「確認していない」とコメントしている。
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