11/03/06 07:21:22.31 24F6E/b+0
ここで煽ってる奴らをみるかぎりどちらの陣営も救いようのない病人だが、>>692に書いてある事は、一応当たってる
普通の半導体が、性能がどんどん上がって、どんどん安くなるのは、
半導体の製造プロセスにおいて、微細化率が上がると、同じシリコン面積で
載せられる回路の量が増えるからだ。(90nmプロセスとか聞いた事有るとおもうが、それがプロセスの微細化度)
だいたい、1世代上がると、ほぼ2倍の回路(トランジスタ)が載せられる。
メモリが大容量になるのも、CPUのコアが増えるのも、この恩恵がほとんどだ。
倍々ルールで上がっていくので、4世代で16倍の性能になる。同じ性能なら1/16の値段になる。
ところが。
レンズ交換式カメラのイメージセンサーの場合、この恩恵が全く受けられない。
なぜならチップのサイズ(センサーのサイズ)が先に決まっているから。
つまり、プロセスルールがどんなに上がっても、「使用するシリコンダイの面積が変わらない」。
これが、いつまで経ってもフルサイズセンサーが高い原因だ。ちなみに半導体は
一個のチップが大きいほど、エラー率(が指数関数的に上がっていく。
(マイクロダストがウエハー面に載る確率が上がるため)
フルサイズセンサーというのは最大級のサーバー用PCのCPUに匹敵する面積を持つ。
むろん、歩留まりを上げたり、製造工程を効率化したり、と言った、コスト削減で
安くはなる。だが、それはつまりレンズや鉄鋼業のような、普通のアナログ製造業と同じ、
地道な効率化でのみ、値段が下がるということだ。
なのでLSIやCPUのような、通常の、半導体製品と同じ劇的な値下がりは望めない。