11/01/28 10:56:23 h1ZEW7hs0
>>497
首輪があるけど痩せていて、表情は警戒しているっぽいので、
自分の家の犬じゃなくて、たまたま見かけた野良なのかなって印象です。
で、その物悲しい空気を写真に撮ったけど、構図だけでは雰囲気が足りないので、
レタッチ(カメラのフィルタ機能?)でそれを誇張してみた…と予想しました。
被写体としては、何かを訴えるものがありそうでいいと思う。
構図も、あえて左右を狭くし、被写体を下方に配置し、
さらに視線と反対方向に奥行きを持たせることで、
不安と物悲しさがうまく引き出せていると感じました。
ちょこッと緑の方が強くて、一瞬被写体を見失いますが、
一度被写体を認識すると、あえて残した緑の奥行きが良い添え物になりますね。
効果は、狭さと奥行きをさらに引き出し、同系色を隠してて、
被写体の色が被写体のみになってて良いと思う。
ただ、背景との一体感がなくて、なんか合成したみたいな色合いが気になりました。
タイトルの「たたずむ」なんですが、「じっと立っている」という意味では合っていますが、
主に客観的な視点から使われるものという印象があり、目線が合っている被写体だと、
その客観性が失われ、「佇む」という響きが作品とマッチしませんでした。
言葉から受ける印象って、人それぞれなのかと気付かされる作品でした。