10/11/14 20:59:36 8PGieZKQ0
また、SIGMAの85mmは、非常に軸上色収差が多い。
URLリンク(www.dcfever.com)
上記のサンプルの、ピントの合った部分の魚を見てほしい。
手前側の魚はピンク色の魚に。後ろ側の魚は緑色の魚になってしまっている。
ピントの合った、綱も本来の色と違った、ピンクや緑の縄に。
また、アウトフォーカスの縄のボケや玉ボケなどは、色収差がひどく大変に汚い。
これは、RAWで救える倍率の色収差と違い、軸上の色収差であり、ソフトでの
補正は困難だ。 ViewNXやCaptureNXに低減機能があるが、効果を上げると
他の部分の色まで変化してしまう。 よってSIGMA85mmF1.4のようなレンズは
当初から避けるべきである。
他社の85mmが一切使ってないSLDガラスを使ってるのだから色収差は
補正されているはず・・・と思うかもしれない。しかし、それは違う。
カタログにあるとおり、SIGMAのSLDガラスは倍率の色収差を補正する
為に採用された。倍率色収差を上げると、見かけ上の解像力が上がるのだ。
これは大手メーカーのレンズ技術者が口を揃えて、デジタル時代になって
倍率の色収差を改善しないと、解像力が不足するとインタビューで答えている。
倍率色収差をSLDガラスで改善し、非球面レンズで球面収差を抑制すれば
確かに開放から中心部の解像力は上がったようになる。各レビューでも
好評価を得られるだろう。しかし実際は、フリンジが多く近距離の性能が
犠牲になり、傷つきやすいレンズが向き出しなのである。