10/09/25 12:43:21 XVEmE0Sk0
徒然なるままに(写真家およびテクニカルライターの那和秀峻氏)
URLリンク(www.nawa-jp.com)
私はかなり以前から「一眼」というのは意味のない言葉である、と言ってきた。
<--中略-->
「一眼」はもともと「一眼レフ」の略称として、キヤノンが「連写一眼」としてAE-1を売り出した
経緯がある。
その後も各一眼レフメーカーは一眼レフの略称として「一眼」という言葉を使ってきたのだ。
「一眼レフ」から「レフ」をとったミラーレスだから「一眼」でいいのだ、という人がいるが、
一眼レフからミラーをとったら、ミラーボックスががら空きになってしまう(笑い)。もともと、
ミラーが入らないようにフランジバックを短く設計したのがマイクロフォーサーズ機であり、
ミラーレスカメラではなく、まったく別の、新規設計の、ニューコンセプトのレンズ交換式デジタル
カメラなのである。
だから、「ミラーレス」という言葉も意味がないのである。「一眼」とは「TTLファインダー」の
意味だ、という人もいるが、これも意味がない。TTLファインダーだったら、別にレンズ交換式で
なくても、コンパクトデジタルカメラの液晶モニタライブビューがあるし、EVFを使えるレンズ固定式
カメラもある。
<--中略-->
マイクロフォーサーズ機はなにかレンズ交換を連想させる新しい言葉を作るべきであり、それは
メーカー責任であると思う。安易に「一眼レフブーム」に乗った便乗商法と見られるのは当のメーカー
にとっても本意ではないだろう。
<--中略-->
これは言葉遊びではなく、カメラの本質にかかわる問題であり、
そんな細かいことはどうでもいい、というなら、
カメラの分類などやめてしまえばいい。
<--後略-->