09/12/20 10:13:12 jWA5wTNx0
なんだかんだ言っても、反射鏡がパタパタ動くと言うような事はまともなおおむねスマートな消費者製品の中ではまれに見る
ダサイ前世紀の(文字通り)の遺物だ。
フィルム時代は受光面の結像をそのまま見ようとすればこんな面倒くさい事しか出来なかったわけだが、
結像が電気信号で取り出されるデジタルになってからは即レフは取り払われるべき運命だったんだよ。
では何故そうなっていないかというと;
1。従来のカメラメーカーが今までの生産設備を残して単にフィルムをセンサーに入れ替えただけでそれ以上の企業努力をしなかった事
2。大きくてでかいカメラは高く、高ければ高い程利ざやが大きい、つまり儲けが大きい。故に積極的に一眼レフスタイルから抜け出すだけの
インセンティブが欠如していた。これは今でもそう。フルだ何だとカメラを巨大化し、それに何十万もはたいて買う層(プロよりもカメオタ)が
いる間は作り続けるよ。当たり前だよな。
しかしオリパナは先陣を切ってこれを敢行した。その大きな理由はミラーによる光学ファインダーを取り払うに十分な性能の
(まだ十分とは言えないが)EVFが出来たと判断したからさ。パナが先陣を切った(オリがEVFの供給を受けた)にはそれなりの必然性があったのだよ。
これからは真のデジタル時代に入る。受光素子と画質改善だけでは無く、レンズ収差(色、ひずみなど)も補正レンズによる物理的な修正では無く、
デジタル補正となり(ひずみのデジタル補正は今では普通)レンズの小型化、軽量化に拍車がかかる。又小型化に伴いセンサーも小型化に向かう。
小型と言うとすぐコンデジと言う人はそろそろ頭を切り替えた方が良いよ。オレはマイクロフォーサーズの唯一の欠点はレンズがあれでもまだ少し大きかった事だと
思ってるくらいだよ。
例えばC社の大砲Fマウントではレフを取り払っただけではとてもミラーレスのメリットは出ないが、それだけに彼等がやる時はぐ~んと小さなマウントにする可能性は大いにある。
これからはコンデジよりちょっと大きい目位で従来の一眼レフの機能を全て備えた上に、レフの弱点を取り払ったカメラになって行く。
ここで詐欺だ品格だとグダグダ言ってるのが誠に滑稽。技術の現況を知らず先が見えないアンチフォーサーズばかりだ。