11/06/14 22:36:23.69
ありがたいですね。
鎮魂の読経、スマトラの恩返し つくばでスリランカ高僧
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スリランカから来日した高僧15人が、茨城県つくば市の寺院で3日から10日まで切れ目なく読経を続けた。
東日本大震災の犠牲者や被災者を案じての鎮魂の法要。
スリランカは2004年のスマトラ沖大地震で大津波に襲われ、約4万人が亡くなった。
高僧たちは震災から3カ月となる11日には、宮城県気仙沼市の被災地で祈りを捧げる。
つくば市手子生(てごまる)のスリランカ寺院「讃仏陀楼迦寺(さんぶっだろうかじ)」。
住職のトゥンヒティヤーウェー・ダンマーローカ長老が昨年10月、古い日本家屋を改修して建立した。
ダンマーローカさんは09年、親近感を抱いていた日本で布教しようと来日。拠点を求めて、つくば市にたどり着いた。
高僧たちはダンマーローカさんの呼びかけにこたえて来日。
特設の読経所で24時間、2人ずつ交代でスリランカ仏教の経文を読み上げ続けた。
スマトラ沖大地震ではスリランカが津波で被災し、ダンマーローカさんの故郷も大きな被害を受けた。
被災者らは肉親を亡くして気力を失い、なかなか日常生活を取り戻せずにいた。
同国内各地の寺院で祈りが捧げられ、自身も仏教の教えを伝えて回った。
これをきっかけに被災者は心の平安を得て、復興へと歩み始めたという。
当時、日本が他国に先駆けて救援物資を届けてくれたことにいたく感謝したというダンマーローカさんは、
今回の東日本大震災では「自分が行動する番だ」と気仙沼市や岩手県陸前高田市の被災地へ赴き、本場のスリランカカレーを提供した。
日本の被災者に寄り添い、安らぎを与えたいと思い、高僧を招いた。
気仙沼市では約30人で被災者の気力の回復を願い、大災害が再び起きないよう祈りを込めた水をまく予定。
ダンマーローカさんは「お金をかければ街は復興するが、被災者の心はお金だけでは救えない。
少しでも心が強さを取り戻せるように祈りたい」と話している。(中村浩彦)