11/04/29 16:29:30.27 h7MwipRa
具体的に教えてあげよう。
ヴァイオリンは表板も裏板もふくらみがあるが、
これは厚い板を、その形に削り出したもの。
ところが、数万円のクズ楽器は、薄い板を蒸気で熱してプレスをかけて
このふくらみを出す。ひどい場合には合板を使う。
プレスされた板は、もとの形にもどろうとする。
弦楽器は、ふつう膠で板と板を接着するが、
プレス成形された板だともどろうとする力が強いために、
膠ではすぐにはがれてしまう。
このため、安物のクズ楽器は板と板を木工用ボンドでくっつけてある。
ひどいものだと、魂柱までボンドで接着してあったりする。
膠は湿らせてやればきれいにはがれるから
修理のときには膠を湿らせて板をはずすが、
ボンドははずすこともできない。したがって修理もできない。
厚い単板から削り出したものとプレス合板、膠とボンド。
同じ響きで鳴るわけないだろ。
弓の事情も同じだ。本来フェルナンブーコしか使えないのだが
クズ楽器のセットになってるような弓は
わけのわからない木材を使ってまともな毛も張ってない。
安物には安物であるだけの理由がある。
本来の素材、本来の制作方法で作られてないんだから、
楽器の形をしてるだけのイミテーションにすぎないのさ。
楽器として使用可能な単板を削り出して、鳴るように調整すると
どんなに人件費の安い国で大量生産しても
15万以下のコストに抑えるのはじっさい不可能なんだよ。