10/10/26 19:41:34 XjtaWCB1
>>492
「根音省略形」というのは主に芸大和声(ドイツ和声)に出てくる考え方で、属七(ドミナント7th)や属九の「根音を抜いた和音」も、
ドミナント7thとしての役割があると考えようというものです。
具体的には、CMajの調でG7の代わりにB-(♭5)やB-7(♭5)を使う事が出来ます。
これによって、ベースの動きをより自由にしたり、
G7|C
という『いかにも解決した感じ』とは違う解決を作ることが出来ます。
モーツァルトのピアノソナタ等を調べると、使い方の参考になると思います。
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質問に出ている2つの和音ですが、まず1つめの♯Ⅳ-7(♭5)は、仰る通りⅡ9の根音省略形と考えるのがすっきりします。
例として、CMajの調でこの和音の構成音をみると
F♯ A C E
ですが、これの下にD(省略されていた根音)を足すと D F♯ A C E となり、D9の和音が出来ます。
D7はドッペルドミナントといい、その調のⅤの和音(この場合G)に強く結びつく性質がありますので、Cの代理ではなく、サブドミナントの一種と考えるとよいです。
C/E |F♯7(♭5)|G|C
などとすると奇麗です。
が、構成音的には A-6の転回形とも考えられ、これはA-の一種として聞こえます。
F|G|A-6/F♯
なんてすると、まだ先があるけどひとまず決着という感じに聞こえます。(すこしギリギリです )