11/08/12 12:07:37.41 2EU+u+RX
ギターの信号をスピーカーで鳴らす為の増幅をするアンプを「パワーアンプ」という。
しかし、パワーアンプには音色を調節する機能は付いていないので、
トーンや歪みやリバーブなどのエフェクトをかける為にはそれ用の回路を搭載したアンプが別途必要。
(※ここ重要)
「それらのエフェクトをかける為の回路を搭載したアンプ」は
パワーアンプの前に置かれることから「プリアンプ」と呼ばれる。(pre=「前」という意味)
このプリアンプがエフェクトをかける為の、言わばサブ的なアンプであることから
サブであるプリアンプに対して、メインのアンプであるパワーアンプのことを「メインアンプ」と呼ぶ。
その「プリアンプ」の回路をコンパクトにして外部に接続するようにしたものを
「コンパクト・エフェクター」もしくは略して単に「エフェクター」と呼ぶ。
つまり、「アンプヘッドの箱の内部」に収めようが、「外部のコンパクトなケース」に収めようが、
ダイオードクリップを使おうが使うまいが、ICだろうがデジタルだろうがアナログだろうが、
歪ませる目的で設置した回路であればそれは原理的にも音的にも「歪み系のエフェクター」ということで同じ。
違うのは収められている場所・外観だけ。
そういうエフェクト機能を搭載したプリアンプには「GAIN」などと呼ぶつまみや、
或いは「MASUTER VOLUME」に対して「VOLUME」などと呼ぶ、「回せば歪むつまみ」が付いている。
ぶっちゃけ、「内蔵回路 VS 外付回路」という外観上の差でしかないんだから
どっちの歪みの方がどうのこうのということは無いと思っている。
ただ、容易に変更や持ち運びが可能なコンパクト・エフェクターの方が
好みの音を探したり作ったりするのに有利だと思う。