09/12/19 00:19:31 k0z+K/MN
レベルで言えば入門者レベル。ピックの持ち方、ギターの構え方から始まる。
でも初心者一般に向いた本ではない。この本が向かない人も多いと思う。
・タブ譜がなく五線譜のみ。五線譜も入門レベルから始まるので、
読譜は習得できるが、読譜を習得しないと先に進めない。
・基礎練習に特化している。ジャズのジャの字もロックのロの字も、
ポップスのポの字も、もちろんクラシックのクの字も出てこない。
総覧的な教本ではないので、各ジャンルの練習は別にする必要がある。
・エレキギター用の奏法は一切出てこない。ハンマリングもプリングも、
ベンドもブラッシングも、ビブラートまでも別に練習する必要がある。
・練習曲はリービット節とも言われる独特のメロディー。
音楽的には美しく飽きはこないが、覚えても全く役に立たない。
リフやフレーズは曲コピーやフレーズ集などで別に仕入れる必要がある。
・徐々に難易度が上がっていく絶妙な構成。
いきなり難しくなることがないので、よほど不器用でも付いていける。
その代償として速修ができない。またステップを飛ばさないことを前提
とした構成なので、目的別に選別して学習することもできない。
・理論の書ではない。理論が知りたければ別に勉強する必要がある。
まそれにしても、Over HALF A MILLION books sold! は伊達ではない。