10/10/17 20:20:14 GEIdypgy0
「統合失調症」やその原語である「精神分裂病」にも、全く語法上の根拠がないわけではない。
自己の純粋精神が犯罪を嫌い道徳を欲するのに、思考や感情のほうは道徳を嫌い犯罪を
欲しようとする、故に純粋精神と思考や感情が分裂を来たして精神分裂＝統合失調となる。
思考や感情が犯罪性を帯びることは、何も思考盗聴被害に始まったことではなく、
2000年以上昔から小説や演劇などを通じて被ることがあった。父を殺し、母を犯すような惨劇を
自分自身は行なわなくとも、「オイディプス王」を読むなどして傍観的に享受し、思考や感情の
側面において悲惨さに取り込まれる。そのせいで思考や感情は犯罪性を帯びるが、自己の
本源である純粋精神は犯罪などを欲しないので、純粋精神と思考感情との間での分裂が起こり、
苦悩を溜め込んで精神病＝精神分裂病＝統合失調症となる。
完全に自己の純粋精神を見失い、犯罪意志を帯びた思考や感情に囚われてしまっている人間は、
もはや精神分裂や統合失調を来たすまでもなく、犯罪意志を帯びた思考や感情を自己の本拠地と
断定してしまっている―我思う、故に我ありと思い込んでしまっているが故に、純粋精神との分裂
を来たしてしまったことを自覚的に苦悩する状態としての、精神分裂病や統合失調症とはならない。
純粋精神との連絡が取れているうちは、良心の呵責としての罪悪感も抱くが、連絡が途絶えてしまった
場合には、もはや罪悪感すら抱くことなく、息をするようにして罪を犯す。精神病者と犯罪者の違いは、
犯罪意志に思考や感情を囚われてしまった者のうちで、純粋精神との連絡が保たれていることと、
連絡が途絶えてしまっていることとの違いのみであり、純粋精神との連絡が完全に途絶えてしまった
時点で必ず、犯罪意志に思考や感情を乗っ取られた人間は、罪を犯すのである。