11/09/22 22:52:25.85 Y+mNqidA
行ったよ!
平日昼間なので客の入りは中年女性~高年を中心に半分以下?
マナー意識低め、楽章間で拍手したり、コンビニ袋をガサガサさせる人も。
ゲルバーはホール係員に手を組んでもらって登場。
お辞儀や、椅子へ腰を下ろすのも簡単ではない様子だが、
演奏はまだ至って健康。
Op.27-2、押し殺したような深い響き。
フレーズの取り方、歌い方の息が長い。
明るさを抑えた、硬く、黒々・深々とした音色。厳粛さ。
拍節感は明瞭ながら、抑制をきかせ、集中力を持続させてなだらかに歌う。
序破急の3楽章を通じてその点は変わらず。
Op.53、冒頭の連打は胸のすくように。
歌わないことによって深く沁みるアダージョ。
ロンドでは、ちゃんと音の靄が広がり立ち上る。
Op.13では、他のソナタで見せなかった
突き刺さるような音色を時折交え、感情をストレートに表出。
この曲にひときわ思い入れがあるのか。
硬く太く艶消しの音色、重心が低く、中声部がよく鳴り、
腹にズドンと来る響きは、いかにもベートーヴェンに適している。
現代ピアノでベートーヴェンを弾くなら、この響きしかないという
感じだ。そんな響きのパレットを持つピアニストを何人もご存知だろうか?