10/04/24 20:27:24 xMLUWX9i
>>23
あらすじ
今年もスペイン王妃主催の仮面舞踏会がクリスマスの夜に開かれる。とびっきり美男子の
貧乏貴族オラースは、1年前のこの夜に出あった美しい少女にずっと恋焦がれていた。
友人がうまく二人だけになれるチャンスを作ってくれ、相思相愛であることが分かり
結婚を申し込むが、彼女は身元も明かさずに去ってしまう。実はアンジェリークは
王妃の従姉妹であり裕福な公爵令嬢という身分から、明日は由緒ある修道院の院長に就任する
儀式を控えている身。せめてもう一目オラースに会いたくて修道院を密かに抜け出して
舞踏会へやってきた。(その修道院の院長を輩出するということは、一族にとって
とても名誉なことなので、彼女は引き下がれず絶望していた。)行き違いで帰りの馬車を失い、
彼女は徒歩で修道院へ帰ろうとするが、夜のマドリードで迷子になり、お嬢様にとっては
プチ冒険の一夜となる。
オベールの作曲。しゃれた音楽で、スペインというよりはパリの上流階級を覗いているような作品。
ドミノは舞踏会に使われる仮面のこと。仮面を付けると上流階級であろうと
いけない行為に及ぶことができる、という意味合いもあるそうです。ま、オペラは
こういう「いけない」要素なしでは、つまんないと思いますよん。