10/06/18 02:03:19 GHokEc2p
>>699
> 多くは戦前から戦中にかけて欧米で作られた映画です。当時の欧米映画界では歴史のリアリズムが重視されなかったのでしょう。
これは興味深いなぁ。当時の演奏スタイルとも相通じる部分があるよね。むしろ積極的に過去の作品に改変を行う慣行もあったし。
「歴史の重み」的な観念って当時はあったのかな。あっても、今とはだいぶ違ったんだろうか。
さらに時代をさかのぼっちゃうけど、あらえびす(野村胡堂)の本って今読んでも往時とは違う意味でとても面白いよね。
クライスラーって現在ではEMIの自作自演集がせいぜい興味を持たれる程度だと思うんだけど(といってもすごく味のある演奏ではある。
愛の喜び・愛の悲しみとか他のどの奏者とも似ていない間のとり方が美しい)、やたら大絶賛されてたりとか。
ショパンはコルトーやパハマンといった名前があがるけど、褒め方が徹頭徹尾文学的だし。今と音楽の受け取り方が全然違ってる。
その後に出てきたすごい演奏家や録音がほとんどない。リパッティのワルツもルービンシュタインのポロネーズもポリーニの練習曲も
ツィマーマンのピアノ協奏曲もチッコリーニのノクターンもアムランのゴドフスキー版練習曲も何にもないことを思うと何とも言えない
感慨が沸き起こってくる。今から思えばかなり限定的な環境で豊かな感興を得ていたことを思うといろいろ考えさせられる。