11/08/07 14:38:20.65 FgCU7eN3
>>356
凡庸な作家だったら、描けなくて・・・と言うこともありうるだろうけど
東野圭吾クラスだったら1ダースくらい「裏側の真実」が用意できると思うな
具体的にその一つがもうすでに出版され、白夜行の姉妹編といわれてる「幻夜」にある
雪穂と思われる(はっきりとは解らない)女性・美冬ともう一人の亮司である雅也の共生関係を描いた話
いわゆる犯人側から描いた、もう一つの「白夜行」といえる小説だな
読んでいると白夜行の裏側ではこんなやりとりがあったのか・・・と思わせるところもあって面白いよ
まあ興味があったら読んでみてください
描こうと思えばできるのだけど、それをあえてしないと言うのも作家的技量が必要とされることだよ
宮部みゆきの「火車」でキーパーソンの女性をラストシーンまで
あえて登場させなかったことをなんとなく思い出したな