11/07/13 21:26:08.51 m7hQZX8R
これ書きに来たんだった。
Infoseek ニュース/ゲンダイネット
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2日に全国公開された「小川の辺」が好調だ。原作は藤沢周平で、主演は少年隊の東山紀之。
映画館をのぞくと、平日の昼間にもかかわらず、客席は大賑わい。
劇場スタッフは「60歳以上のシニアかサラリーマンが多いですね」という。
藤沢作品が初めて映画化されたのは、02年公開の「たそがれ清兵衛」。
真田広之主演で、アカデミー賞の外国語映画部門にノミネートされて話題になった。
その影響か、以降は毎年のように映画化されている。しかし、原作は有名だが内容は地味だ。
万人に受けるとも思えないが、映画批評家の前田有一氏はこう言う。
「目線が今までの時代劇と異なるところがポイントでしょう。
武将や天才といわれる人物が主役になるようなヒーローものではなく、
名もない武士や市井の人を取り上げているから親しみやすい。
家族を思ったり、女性の愛を感じたりするストーリーも共感を得ています」
日本映画製作者連盟によると、興行収入が10億円以上の作品は、
02年の「たそがれ清兵衛」(12億円)と05年の「蝉しぐれ」(市川染五郎主演=14億円)、
06年の「武士の一分」(木村拓哉主演=41億円)。けっこう稼いでいる。
「誰が監督しても『藤沢』の名前が最初に来るので、監督、配給会社が違っても同じ人が見にくるんです。
大量のエキストラや馬が必要な派手な合戦シーンもなく、お金がかからない。不況の時代にぴったりです」(前出の前田氏)
「小川の辺」を配給している東映によれば、
「お客さんの入りは好調。アジアや北米など20カ国からオファーがあります」(宣伝部担当者)という。
原作があるうちは、製作が続きそうだ。