11/05/03 11:42:40.64 GXCFReRl
11. 「π(パイ)」の監督、
ダーレン・アフノロスキーが今さんの「パーフェクトブルー」の
リメイク権を買ったという話がありますが本当ですか?
日本ではこの ようにアニメーション作品が実写になるというケースは多いのですか?
このことについて監督はどうお考えですか?
ダーレン・アフノロスキー監督とは、今年(2001年)、とある雑誌で対談しました。
「パーフェクトブルー」のリメイク権について、その時本人にお聞きしたのですが、
実際にはもろもろの事情があって獲得できなかったとのことです。
彼は今でも是非リメイクしたいと言ってましたし、
彼の2作目「レクイエム・フォー・ドリーム」では、
「パーフェクトブルー」とまったく同じアングル、内 容のカットを使ったり、
随所に影響が見られる部分があり、見ている私の方が少し照れてしまいました。
そのことについても彼は
「“パーフェクトブルー”に対 するオマージュ」だと言ってくれましたが、
尚のこと照れくさかったです。
自分の監督作品が他のクリエイターに
刺激を与えることがあるとは思ってもみませんでしたし、
これもまた予想外の嬉しさでした。
「CUBE」のヴィンチェンゾ・ナタリ監督にも一度お目にかかったことがありますが、
彼もまた「パーフェクトブルー」を気に入ってくれたようです。
一本の作品がこうして他の作家の方との交流を生んでくれるというのも、非常に嬉しいことです。
日本でアニメーション作品が実写になった、というのは記憶にないですね。
コミックが実写化されたりアニメ化されることは日常茶飯事ですが。
もしアニメーション作品が、実写であれ舞台であれリメイクされるとしたら、
それはそれで面白いことだと思います。
もちろんリメイクにあたってはオリジナルとは
別の切り口やコンセプトが存在する、という前提ですが。