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「天地明察」を映画化 福島の作家冲方丁さんの小説
福島市の作家冲方丁(うぶかた・とう)さんの時代小説「天地明察」が映画化される。出版する角川書店が3日、明らかにした。
制作や公開の時期、監督、出演者などの詳細は今後決まる。冲方さんは「とてもうれしい。全力で頑張りたい」と話した。
同作は、江戸時代に日本独自の暦をつくり、800年ぶりの改暦を成し遂げた囲碁棋士渋川春海が主人公。失敗を重ねながら改暦という目標を
達成する姿を描いている。当時の政治の中枢にいて学問にも造詣が深かった保科正之公をはじめ、会津藩も重要な役割を担った存在として登場する。
今年の本屋大賞と吉川英治文学新人賞に輝いており、第143回直木賞の候補にもなった。
冲方さんの作品を原作とする映画は、現在東京都内などで公開中の劇場SFアニメ「マルドゥック・スクランブル」がある。
(2010/12/04 09:30)
受賞時冲方丁氏インタビュー
「渋川春海という人物を書きたくて仕方なかったんですが、
実力が足らずにこれまで延び延びになってしまっていました。
渋川春海に熱意と、挫折を経験しても勇気を持てるんだということを、
10代の時に教えてもらいました」と話した。
映像化については
「それはまだ想像を絶する領域ですので、
渋川春海を演じてみたいという方がいたらぜひお願いします、という感じです。
福山雅治さんはちょっっとコミカルな表情を作られるときがあって親近感があります。
でもちょっとかっこよすぎるかもしれませんね」と話していた。