09/01/26 20:52:03
二十歳になってタバコを始めるようになる。
「ゲェホッ！ゲホッ！」激しく咳き込む。
あれだけ咳き込んで不快感を催したのに、また吸いたくなる。しかし本人は「止めようと思えばいつでも止められる」と楽観的。
一回だけならいいだろうと、吸い殻をポイ捨て。
たばこに慣れ、普通に吸えるようになる。「タバコを吸ってる俺男らしくてカッコイイ！」
すっかり調子に乗り、毎日吸うようになる。人が見ていない時は当たり前のごとくポイ捨て。
さらには「タバコの良さが分からない奴はバカだ」と嫌煙家を罵倒。
タバコが無くなると無性にイライラ。たまらず自販機へ駆け出す。
お金を投入して大好きなタバコをゲット。一服するとさっきまでのイライラが嘘のようにおさまる。
タバコを吸うとイライラがおさまると勘違い。本当はニコチンのせい。
タバコによる体への害が現れる。肺の痛み、口臭。誰かと面と向かって話すと、相手は何気ない仕草で鼻を抑える。
禁煙区域でも喫煙するようになる。
他人に注意されると「うるせえんだよ嫌煙家が！」と逆ギレ。さらに相手の顔に煙を吹き掛け、咳き込む姿を見て大笑い。厄介事になる前に逃走し、別の場所で何食わぬ顔で再び喫煙。
子供の前でも平気で吸うようになる。また、歩きタバコは当たり前。人の前でも平気でポイ捨て。
「タバコを吸わない奴は男じゃない」がモットー。
頻繁に咳き込むようになる。歯はとっくに黄ばんでおり、口臭はさらに悪化。いい加減禁煙するように言われると逆ギレ。
「タバコ吸うくらいいいだろ！」
「これでも量を減らしてるんだよ！」（注:減らしてない）
「タバコは男の必需品！」
「タバコはストレス解消になって健康にもいい！吸わない方がおかしい！」
肺が痛く咳が止まらないので、医者に行ってみると、急きょ禁煙するように言われる。
ようやく禁煙を始めるもすでに手遅れ。吸いたい衝動はもはや止まらない。
ついに肺がんにかかり、入院。長い間会社を休めばいつクビにされるか分からない。
全て自分の責任なのだが、ｊｔが悪い、止めてくれなかった奴が悪いと泣き言を言いながら病院のベッドの上で過ごす日々。
それでもタバコのことばかり考えてしまう究極のニコチン依存症になってしまった。