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介護のため仕事を辞める人は年約14万5000人。制度が始まった0
0年(約10万人)のほぼ1・5倍だ。男性離職者の半数を働き盛り
の40~50代が占め、一家が受ける経済的ダメージも大きい。
横浜市の田中秀行さんは07年秋、定住先の北米から一時帰国し80代
の父の異変に気付いた。認知症だった。妻子を海外に残したまま、日
本にとどまった。5カ月後、70代の母も認知症と診断された。要介
護2の父を施設に預け、要介護1の母と暮らすことにした。
当初は北米で営んでいた不動産業をインターネットを利用して続けよ
うとしたが、行き詰まった。仕事がなくなると「居場所がない」とい
う喪失感に襲われ、不眠と過食を繰り返した。今の収入源は親の年金
だけ。残してきた妻子のことも気がかりだが、将来の見通しが立てら
れないでいる。