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診療科目の学会認定専門医制度について 2011・2・13改訂
医師は、医師免許があれば、どんな診療科目でも看板をかかげることができる。
医師には、診療科目の学会認定専門医制度がある。
この学会認定専門医とは、大学医学部を卒業後、医師国家試験に合格した医師
が、診療科目の学会(基本領域の学会)の専門医研修施設において、約5年間
以上の専門研修を受け、資格審査ならびに試験に合格して、学会等によって認
定された医師である。また、ほとんどの診療科目で、専門医資格が5年単位の
更新制になっており、専門医の資格を維持するには、学会総会の出席や論文発
表など、日々勉強していなければなりません。つまり、医者が適切な医療機関
で研修し本当に、その診療科目おいて精通しているかが、認定専門医かどうか
でわかる。アメリカでは、患者が支払う保険診療費において学会認定専門医の
方が、そうでない医者より高額である。その点、日本は保険診療において同じ
料金なので恵まれている。そして総合病院では、学会認定専門医でなくては採
用されない。またヨーロッパの多くの国々では学会認定専門医でなくては、そ
の診療科目の手術をすることはできない。その点、日本は遅れているかもしれ
ない。ところで日本には、同じ名前の2つの日本美容外科学会がある。しかし
自由診療の領域のため日本専門医制評価・認定機構において所属外となってい
る。また他の診療科目のような専門医研修施設はなく、それぞれの美容外科学
会が、独自の認定専門医の基準を設けている。よって、美容外科の診療科目で
は、形成外科学会認定専門医の資格を持っている美容外科学会認定専門医かど
うかが重要となってくる。