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【治療の終了】
○「この数値以下であれば完治」という絶対的な数値基準はない
医師が症状・検査数値の経過・服用期間等から見て総合判断する
○「治療クールごとの検査結果が低下の傾向にあり、再度上昇することがなく、症状が出ないこと」が完治の目安になる
相対的な目安として「治療効果の判定は、STSの抗体価の1/4以上の低下を指標にする」(32倍で治療に入ったら8倍以下、16倍であれば4倍以下)というもの、「8倍以下に低下すること」というものもある
URLリンク(www014.upp.so-net.ne.jp)
URLリンク(idsc.nih.go.jp)
URLリンク(www.nms.ac.jp)(PDF注意)
○TPHAは治療効果を反映しないので、TPHAの数値が高いことと完治は無関係
○服用が適切であれば、内服期間は1期で2~4週、2期で4~8週程度で充分だとされる
日本では、もう少し長くかける例(1期で2ヶ月、2期で3ヶ月程度)が多い
服用期間を最低限にするにはその後も定期的な検査による確認が必須だが、服用を停止すると患者が後日の検査を受けない可能性がある等、「念のために長めに」設定していると思われる
ただし、医者の知識不足で、治癒=STSの陰性化と誤解していたり、治癒してからSTSが陰性化するまでタイムラグがあることを理解していない場合もある
(STSが完全に陰性化するには完治から数ヶ月~数年かかることが多いが、陰性になるまで治療を続ける必要はない)
治療期間があまりにも長くて納得できない場合は、セカンドオピニオンを取る手もある(それまでの検査数値の経過を書いたメモを持参すること)
○治療が終了した後も、1、3、6、および12カ月目、または完全に陰性化するまでSTS検査を受ける方が吉
治療不完全の可能性もゼロではない(不完全の場合、6~9ヶ月目くらいに再び数値が上がってくることが多い)
○1期症状の硬性下疳や2期症状の発疹の痕は、3ヵ月から1年ほど(個人差大)で消える
○完治の証明書が必要な場合は、病院に依頼する(有料)
○免疫を獲得しないので、一度かかって完治した後も、再び感染する可能性はある