11/03/20 22:46:26.68 g05Nyj8k0
【妊娠】
感染したまま治療をしないと、胎児も感染する
ので妊娠したら、定性検査が法的に義務づけられている
妊娠そのものがSTSの偽陽性>>16 の原因になることもあるので、(±)以上の結果が出た場合は、詳しい検査(定量検査)で感染の有無を確認する
○母親から胎児には、胎盤を通して感染する(遺伝するわけではない)
○胎盤が完成するのは妊娠14週なので、それまでに適切な治療を行えば母子感染は起こらない
○感染後、梅毒トレポネーマが胎盤を侵して胎児に病変を起こさせるには、約6週間かかる
ので、分娩日を妊娠40週として、妊娠34週以降に新たに梅毒に感染した場合には、胎盤経由による母子感染は起こらない(ただしこの場合は、産道感染や授乳感染が稀にあり得る)
○最も危険なのは、妊娠14週から妊娠34週までの間に妊婦が新たに梅毒に感染し、そのことに気がつかない場合
○母親のセックスパートナーが梅毒患者であること自体は胎児に直接には無関係だが、妊娠初期にきちんと治療した妊婦に改めて感染させる可能性があるので、治療や性生活の制限は必要
感染が確認されたら、パートナーにも必ず検査・治療を受けてもらうこと
○妊娠中の治療に、テトラサイクリン系は危険(催奇性あり)
マクロライド系は妊娠自体に問題はないが、胎児の治療ができないので、妊娠中の治療薬としては不適
薬を処方されたら、一応検索しておくこと。>>14
○>>19のヤーリッシュ-ヘルクスハイマー反応が重く出ると、流産に繋がるので注意
URLリンク(merckmanual.banyu.co.jp)