11/03/20 22:30:29.57 g05Nyj8k0
【血液検査法】 …STSとTP法の二種類がある。どちらも抗体検査
※STS (カルジオリピンを抗原とする非特異的な反応)
・ガラス板法(VDRLテスト)
・RPRカード法
・凝集法
・陽性化するのが感染後2~5週(多くは3~4週)と、比較的早い
・別の原因で(+)が出ることが4000例に1例くらいある(偽陽性>>16)
・治療経過を反映して数値が下がるので、治療中は定期的にこの方法で検査する。 完治を決めるのもSTSの数値による >>21
・完治すれば、数ヶ月~数年後に陰性になる。>>21
※TP法 (TreponemaPallidum(TP)を抗原とする特異的な反応)
・TPHA
・TPLA(新しい方法。単位はT.U、数値の読み方等はTPHAと同じ)
・FTA-ABS
・TPHAは手技が容易で特異性が高いので、梅毒の診断法としては最も有用
これが陽性であれば、ほぼ感染は間違いない(偽陽性はごく稀>>16)
・ただし、FTA-ABSが陽性になるのはSTSとほぼ同時期かやや遅れて、TPHAはそこから1~2週遅れて6週以降と やや遅い
最も早い時点での判断には、これが欠点になる
・FTA-ABSはTPHAより鋭敏なので、STS(+)・TPHA(-)で、時期や症状から感染が疑われる時は、FTA-ABSで追試確認する
・一度数値が上がると、完治しても数値はあまり下がらない
完治してから長期間(20~30年)経っても、検査結果は「STS(-)、TPHA(+)」となる。
わかりやすい説明
URLリンク(www.e-ketsueki.com)
わりと詳しい説明
URLリンク(uwb01.bml.co.jp)
検査数値
URLリンク(idsc.nih.go.jp)