11/02/21 09:09:49.99 tQKPsZsz0
診療科目の学会認定専門医制度について 2011・2・13改訂
医師は、医師免許があれば、どんな診療科目でも看板をかかげることができる。
医師には、診療科目の学会認定専門医制度がある。
この学会認定専門医とは、大学医学部を卒業後、医師国家試験に合格した医師
が、診療科目の学会(基本領域の学会)の専門医研修施設において、約5年間
以上の専門研修を受け、資格審査ならびに試験に合格して、学会等によって認
定された医師である。また、ほとんどの診療科目で、専門医資格が5年単位の
更新制になっており、専門医の資格を維持するには、学会総会の出席や論文発
表など、日々勉強していなければなりません。つまり、医者が適切な医療機関
で研修し、本当に、その診療科目おいて精通しているかが、認定専門医かどう
かでわかる。アメリカでは、患者が支払う保険診療費において、学会認定専門
医の方がそうでない医者より高額である。その点、日本は保険診療において、
同じ料金なので恵まれている。そして総合病院では、学会認定専門医でなくて
は採用されない。またヨーロッパの多くの国々では、学会認定専門医でなくて
は、その診療科目の手術をすることはできない。その点、日本は遅れているの
かもしれない。ところで日本には、同じ名前の2つの日本美容外科学会がある。
しかし自由診療の領域のため日本専門医制評価・認定機構において所属外とな
っている。また他の診療科目のような専門医研修施設はなく、それぞれの美容
外科学会が、独自の認定専門医の基準を設けている。よって、美容外科の診療
科目では、形成外科学会認定専門医の資格を、持っている美容外科学会認定専
門医かどうかが、重要となってくる。