11/07/05 23:13:34.55 tEXy+F5n0
>>689
低濃度の殺菌なら表面の最近は破壊できても
滲出液などの有機物で失活し殺菌効果が無くなる
だから殺菌剤では皮膚深部の創感染は治らない。
でも人体細胞を破壊するくらいの濃度は持ち合わせたままになるから、殺菌剤は使用してはいけない。
ゲーベンのような高浸透性のものの細胞破壊性はいわずもがな。
抗生物質は、人体細胞にはなく細菌のみに存在する細胞壁をターゲットとした薬剤だから創面の細胞は損傷せず創感染を治せる。
もちろん長期使用により耐性菌が繁殖する危険性があるので1,2日のみ投与し感染症状「疼痛・発赤・腫脹・熱感」のいずれかが引いてきたら投与中止。
だから湿潤療法では、創面の治療には殺菌しない・乾燥させない状態を保ち、創感染の治療には抗生剤の全身投与を行う。