10/02/01 12:11:21 jwqbQv+o0
■湿潤療法・やり方■
とてもシンプルです。傷(創面)を洗う→覆って乾燥を防ぐ。
これが基本です。
1.やけどした創(傷)面を、流水(またはぬるま湯でも。患者が楽な方で
構わない)でやさしく洗い流す。
痛みが激しい場合も<5分程度冷やせば十分>と言われていますが
受傷直後の耐えがたい激しい痛みがある場合は、もう少し長く冷やしても。
(常識的な範囲で)
2.傷を乾燥させない目的で、創傷被覆材で<覆う>。
創傷被覆材=覆うものは、
食品用の「ラップ」や、生ゴミ用の「穴あきポリ袋」を傷の大きさに切って使う
のでもいいし、専門の被覆材(プラスモイスト、キズパワーパッドなど)も
たくさん市販されている。
滲出液(傷口からにじみ出る体液)は、細胞成長因子を含んでおり、
傷を治す働きがあるので、これを保つことが肝要。
滲出液が少なかったり、皮がむけていないがヒリヒリする場合は
精製度の高いワセリン(白色ワセリン等。普通の薬局で、安価に
入手できます)で覆ってからラップすると、痛くなくて良い。
<細胞は乾燥に弱い>ので、とにかく乾燥させない事が大切。
※<湿潤>とは、<水分の事ではない>事に注意!
水分を含むクリーム軟膏(消毒薬入り)を塗布して、湿潤療法と
言っている医師がいますが、これは似て非なる「似非湿潤療法」です。